運動ダイエットを始めるきっかけは、人それぞれで、いろんなパターンがあると思います。
あるあるパターンかもしれませんが、私のその頃の話です。
社会人になってからというもの 特に運動するわけでもなく、体重は少しずつ増えていきました。
走るのは昔から大の苦手。マラソン大会なんて苦痛そのもの。
かれこれ 20年くらい 日常生活において ちゃんと走った記憶はありません。
ジョギングなんて自分は絶対無理。そう思っていました。
40歳を過ぎたころ、それまでなんとなく横ばいで推移していた体重が、1年ごとにどんどん増えていきました。なんか突然です。 急にといっていいくらい。
そのころは 職場の階段がきつい。常にエレベーター使用。歩道橋もしんどい。 どこに行くのも車で横づけ。
40代。メタボ。運動不足。カロリー過多。
今にして思えば 崖っぷちだったのです。
お先 真っ暗だったんだと思いますが、その頃は自覚は全くありません。
体重は減らしたいなと 漠然とは思っていたけれど、それでもジョギングなんてやる気なし。マラソンなんてやってる人の気持ちがわかりませんでした。(ごめんなさい)
いや 走れないし、走ったらそれこそ松村邦洋じゃないけど、命がやばいかも。
そんな状態の日々をすごしていました。
そんなころ ランニングマシンとの出会いが来ます。
その当時 子供がスイミングに通っていて、仕事が休みの時は親が付き添って見守ったりしていた時です。
そこのスイミングにはジムもあって、保護者は付き添いの間、使っていいらしい。
ガラス窓からプールの子供をみながらでも、できます。
1時間近くもベンチに座っているのも なんとなく退屈です。
ちょうどすぐそばに ランニングマシンがある。
しかも 都合のいいことに ジムを利用している人は2-3人。小さいジムだし、土曜の昼過ぎだし。 人がとにかく少なかった。
これが決め手になりました。
体験でもしてみるか と恐る恐るやってみたのです。
これまで まったく走ったことがないので、早歩きの速度にしてみます。
時速3km 全然平気(あたりまえですが)
4km。 5km。 6km。
いい感じ。
ちょっと息があがるくらいの、早歩きがよいはずです。
心拍は120前後になるくらいがちょうどいいはず。
ずいぶん慎重だとお思いでしょうが、許してください。
若い人はいきなりガンガン走って、心臓バクバクなっても平気だろうけど、中年すぎて 運動したことない人がそれをやるのは命取りだと思ってください。
だって 自分なんか 走れるはずがないと思っていたのだから。
で、まわりがエアロバイクしたり、筋トレしたり、走ったりしている中で、ずっと歩いているのもだんだん 恥ずかしい気がしてきます。
もちろん 私はウォーキングしているよ っと 傍目でわかるような歩き方はしていましたが。
少しなれたころ、ちょっとだけ走ってみた。
軽く小走り程度の速度だったけど、なんか 行ける。
1-2分もつかなあ と思っていたけど、5分くらいはできたんじゃないかな。
もうちょっといけそうかなとも思ったけれど、ムリは禁物です。
速度をだんだん遅くして、クールダウンに入ります。
なんだか気持ちのいい汗をかいていて、運動もできて。
しばらく続けてみようかな。という気になったのがきっかけです。
自分が走るなんて 信じられないことだったんですよ。
それまで ダイエットといえば サプリを試したり、 食事を減らしたり、ファスティングもどきをやったり(いわゆる酵素ダイエット)、いろいろしたけど、どれも?の感じ。
これだ!!!っというものはみつかりませんでした。
もちろん少しは効果があったり、しばらくは体重が減ったりしてたけど。決め手に欠けるというか。
食べなければ痩せる。当たり前。 それは そう。でも そんなことが 簡単にできるわけがない。
運動をすればやせるのか? それは 痩せます。
体重は落とせます。
でも それまで 運動する習慣がない人はできないものです。自分がまさにそうでした。
それまでも スポーツはたまーにしてますよ。サッカーだったり、野球だったり、テニスだったり。ボーリングだったり。
でも 筋トレとか ランニングとかはまったくできないし、やる気にならない。
不思議です。
ランニングマシン
この出会いは偶然でした。ひまだからちょっとお試ししただけ。
できなかったら二度とやらなければいいくらいの気持ち。
最初にジムに入会したわけでもありません。そんなモチベーションはなかったのです。
子供のスイミングが1時間。その間ベンチに座っているだけだからやってみた。
ほんと この時の体験がなかったら、たぶん自分から走ることなんて一生なかったと思います。
いやー こわいこわい
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