スロージューサーでニンジンジュースを作る

食事・サプリ
ニンジンジュースの話

 

ガンに対する食事療法の存在

 

玄米のことを調べていると、健康や食事療法といったキーワードが出てきます。

その中に、抗酸化作用や抗がん作用をうたったものも見受けられました。

玄米食をしている人の中には、薬による治療とはべつに、食事療法や民間療法を試している方がたくさんいます。

 

本も多く出ています。いくつか興味があるものを読んでみました。

数種類買うつもりだったので、古本からセレクトします。

「がんの芽をつむにんじんジュース健康法」

「ガンと闘う医師のゲルソン療法」

「がんを治すのに薬はいらない 」

「ガンを自分で治した医師の「ガン治し」本気塾」

「今あるガンが消えていく食事 進行ガンでも有効率66.3%の奇跡」

「今あるガンが消えていく食事 超実践編 早期・晩期・再発予防…に即応の食処方」

「がんになって、止めたこと、やったこと 」

ずいぶん買ったものです。

でも、古い本が多かったので、合計でも5000円しないくらいでした。

 

ゲルソン療法

 

ドイツのマックス・ゲルソンという人が開発した食事療法で、ガンに対する食事療法(栄養療法)として広まりました。

簡単に説明すると、ガンの原因となる食品を排除し、自然な食物の栄養をバランスよく摂取することで、人間のもつ自然治癒力を高め、病気を治す治療です。100年以上前のことです。

この治療が、現代も注目されているのです。

 

ただし、厳格なゲルソン療法は、おそらく個人で遂行することはかなり困難だと思われます。

具体的には、無塩食・油脂の制限・動物性たんぱく質の制限・野菜ジュース・コーヒー浣腸・アルコール禁止・カフェイン禁止などです。

塩化ナトリウムの入ったものを極力避け、食物性タンパク質を摂り、大量の多種類の野菜ジュースを飲む。これにオーガニック小麦や玄米を中心とした食事をすること。

サポートがないと、おそらく無理でしょう。

 

星野仁彦医学博士(福島学院大学)は、ゲルソン療法をもとに自分が実践した食事療法を発表されました。

「ガンと闘う医師のゲルソン療法」です。この中で、星野氏もたまたま書店で見つけた本を手に取り購入し、ゲルソン療法を知り、実践したことが書いてあります。

 

 

医師である星野氏が、病気になって選んだ治療方法なので、なかなか説得力があります。

著書の中では、併用して飲尿療法も実践されていたと書かれています。さすがに、これはどれほどの効果があるのかは疑問ですが・・。

自己免疫を高める目的のようなので、自分の尿を飲む必要があるのですが、さすがに抵抗があるでしょう。

でも、少なくとも、難病に対して、現代の手術と薬と放射線による治療だけでいいのかどうか、考えさせられます。

 

抗がん剤でガンがよくなる人もいれば、かえって悪くなる人もいる。正しいガン治療はどこにあるのか。という視点です。

 

ここに出てくるのが、玄米と野菜ジュースです。

 

無農薬玄米と、野菜ジュース。

特に、ニンジンジュースを勧めています。

もう一人、有名な先生がいます。済陽 高穂医師です。

この方は消化器外科で、手術治療のみでは治せない現状から、「済陽式食事療法」を研究し、実践しており、その効果を実証しているのです。

この中でも、玄米と野菜ジュースが大きく取り上げられています。

 

 

他にも、悪性リンパ腫という病気を発症し、自分で食事療法を行った橋本豪医師の著書「ガンを自分で治した医師の「ガン治し」本気塾」では、ゲルソン療法についてや、一日1.5リットル以上の野菜ジュースを摂る方法が述べられています。

 

 

ムラキテルミ氏の「余命3カ月のガンが消えた1日1食奇跡のレシピ」でも、玄米やニンジンジュースを実践しています。

 

 

いづれも、この世界では有名な方のようです。

 

ニンジンジュースの作り方

 

野菜ジュースといっても、皆さんおすすめしているのは、ニンジンジュースです。

しかも、市販のジュースではダメで、搾りたてのジュースがいいとのこと。

 

市販の野菜ジュースやニンジンジュースは、原産地がはっきりしなかったり、農薬が使ってある可能性があり、また濃縮していたりすると熱加工されているため、栄養が変わってしまうようです。

 

また、野菜自体も、きれいで形のいいものはそのまま出荷できるため、形が悪かったり、発育が悪かったり、一部傷んでいるものなどがジュース用に使われているとのことです。生産国もばらばらで、国産野菜はほとんどありません。

ブラジルやアルゼンチン・中国などで大量に集められ、現地ですぐにジュース化するようです。大量に破棄されてもおかしくない状態の野菜がジュースに加工されている可能性があると指摘されています。

 

農薬に関しても、野菜ジュースにはオーガニックや無農薬であるものは特別に記載がしてあります。値段も高い。

そうでない、一般的な野菜ジュースはあまり勧められていません。

たまに、自分で作れない時の代替えとして飲む程度ならいいようです。

 

本当に摂りたいのは、野菜のもつ食物繊維と生酵素です。生酵素は搾りたてでしか摂れず、時間がたつと酵素は分解されてしまうのです。

 

そこで、取り上げられているのがニンジンジュースです。

もちろん、推奨されているのは無農薬の人参です。

近所に売ってあれば問題はないのですが、大量に必要ですし、通販で買うのが便利です。

 

スロージューサーという選択

 

ジューサーは、普通のジューサーでもいいようですが、勧められているのはスロージューサーというものです。

 

恥ずかしながら、私はあまりその存在を知りませんでした。

 

普通のジューサー・ミキサーと違うのは、回転する金属製のブレードがなく、大きなスクリューがゆっくり回転するところです。1分間に40-60回転です。

 

野菜を圧縮してすりつぶす感覚です。

 

高速で回転すると、摩擦熱を帯びて栄養や酵素が破壊されてしまうため、スロージューサーが開発されたそうです。

 

ひと昔前から話題になっていたようで、食に気を使っている方は知っているもののようです。

 

調べてみると、スロージューサーには2大勢力がありました。

 

ヒューロム社と、クビンス社です。この二つがとても有名です。

 

他にも、日本のシャープ製や、パナソニック、テスコム社、sirocaといったものがあります。

 

ヒューロムとクビンスは韓国のメーカーですが、スロージューサーの先駆けとなっています。

 

値段もそこそこするので、よく考えて購入しましょう。10000円台から、50000円以上するものまであります。

 

私も値段とかいろいろ迷ったのですが、やっぱりヒューロムの製品にしました。30000円ちょっとでした。

 

 

 

使用感

 

音は割と静かです。高速回転のガーーーンという高音のものとは明らかに違います。

 

飲んでみると、味も違います。同じニンジンのジュースでも、味が濃くてまろやかに感じます。そもそも、ニンジンだけで甘いのです。

好みで、レモンかリンゴを加えると、子供でも飲みやすくなります。

 

スロージューサーでは果肉というか繊維は排泄されます。

 

高速回転のジューサーは、野菜自体が細かく刻まれてはいっている状態ですので、同じように液体だけ飲むためには布やザルでコす必要があります。

そうすることでドロドロ感はなくなりますが、スロージューサーよりはさらっとしています。

普段野菜をあまり摂らない人にもおすすめです。

 

ニンジンは、無農薬の洗いニンジンを10㎏単位で通販します。

一回に二人分作るとして、ニンジン5-6本以上必要です。(リンゴも1個入れて)

10㎏頼んでも、毎日飲むと10日くらいしか持ちません。

 

冷蔵庫の野菜室がいっぱいになって、家族からは文句を言わます。きっと。

 

根菜なので、100gで38kcalあります。野菜としては結構なカロリーですので、置き換えダイエットなどにも使われるようです。

 

生酵素のサプリやドリンクが売ってありますが、搾ったニンジンには生のまま酵素が含まれているのです。

一石二鳥なのではないでしょうか。

 

私の目的は、あくまでもダイエットと、健康志向です。

病気に対する食事療法というまでのものではありませんが、ダイエットのための玄米食から巡り合った、このニンジンジュースは続けていこうと思います。

 

 

 

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