初めてアップルがiPhoneを発売したのは、2007年6月のことです。
それまで、携帯電話はほとんどが折りたたみ式でした。
ボタンのない電話機として、iPhoneはガジェット好きの間では当時かなり話題になりました。
ですが、情報のみで、初代iPhoneは日本では発売はされませんでした。
私も興味はあったものの、使いにくそうだし、何が便利なのかもわからない状態でした。
世間的にもそうだったと思います。
世界中での販売台数は、370万台のようです。
2008年7月にiPhone3Gが発売されます。
日本初登場ですが、2代目iPhoneです。
このときも話題にはなったのですが、便利なのかどうか、使い物になるのかどうかはまだ未知だったように記憶しています。
まして、日本ではソフトバンクの独占販売となりました。
当時ドコモを利用していたので、買い替えるほどの価値を見出せませんでした。
反応も鈍かったり、処理速度が遅かったりと、評判も今一つだったようです。
2代目iPhoneは940万台売れたようですが、スルーしました。
理由はいくつかあります。
そのころ、ソフトバンクはつながりにくいイメージがありました。
仕事がら電話は必要不可欠だったので、エリアの広いドコモから変えるのは抵抗があったのを覚えています。
2009年6月に3代目iPhone 3GSが発売されます。SはspeedのSという意味です。
3Gのアップグレードのような感じです。
動作が鈍いのがiPhoneのイメージだったのですが、それが改善され使い勝手がよくなり、注目も大きい機種でした。
実用に耐える性能になったとの前評判もあり、このときに iPhoneがどうしても欲しくなったのです。
ドコモからソフトバンクに乗り換えるのも抵抗があったのですが、そのころのソフトバンクは一生懸命にエリア拡大に力を入れている印象がありました。
ドコモほどではないけれども、近い将来同じくらいのエリアになるだろうと予感できました。
iPhoneの力だと思います。
購入記
買い替えるつもりで発売日に家電量販店へ行きました。といっても、仕事が終わってから、家族と一緒に19時ごろに行ったのを覚えています。
もしかしたら、もうないかもしれないなとも思ったのですが、店頭で確認したところ、在庫があります、持ち帰りできます との返事。
すぐに契約となりました。
妻の分の携帯もキャリア変更が必要でしたので、ソフトバンクの携帯も契約しました。
その時のiPhoneは、機種代が2-3万円くらいで、サポートがついて実質0円の時代です。
こうして初のiPhoneをゲットしました。
この機種は2300万台売れたようです。
さて 翌年2010年6月に四代目 iPhone4が発売されました。
初のホワイトモデルもあったのですが、こちらは2011年まで発売が延期されました。
4の特徴は外観のデザイン変更と、retinaディスプレイです。
あとはあまり変化は見られません。
機種変更してから1年しかたっていなかったため、スルーしました。
2年縛りがあったり、当時の携帯は、壊れたりしたときに買い替えるもので、毎年買い替えるものではなかったのです。
このiPhone4は4700万台販売されています。
2011年10月に発売されました。この時は、発表の後にスティーブ・ジョブズ氏が亡くなりました。
機能としては、Siriが搭載されたくらい。処理能力の強化とカメラの強化がされています(8Mのカメラ搭載)。
4からはあまり外観は変わっていないけれども、自分が持っている3GSからは十分変わっている。
個人的には追悼の意味も込めるつもりで買い替えを行いました。
この機種からauもキャリアとして加わっています。
9300万台販売されました。
2012年9月発売です。
特徴は 4G/LTE 対応と、初のlightningコネクタ搭載です。 外観が少し変わり、画面がはじめて4インチと大きくなりました。
機種変更して1年。
この時は、買い替えようか迷ったのですが、買い替えました。
この当時はソフトバンクは、既存のiPhoneユーザーにも手厚い保護をしてくれていました。
1年で機種変更しても大損しないように、いくつかの案を提示し、買い替えるのに抵抗ないようにしてくれていたのです。
新規や他社からの乗り換えならいざ知らず、機種変更組にも優しく、気を使ってくれているのが伝わってきました。
誰かのiPhoneに対するtwitterのつぶやきに、孫社長が自ら反応したこともありました。
そんなこんなで、毎年買い替えても大きな損はないように、企業として配慮してくれていたと思います。
この機種は1億台売れています。
その後iPhone5Sが2013年9月に発売されます。
外観は全く変わらず、指紋認証が新しくつきました。
あとは処理能力の向上くらいです。
普通にいけば 買い替えなくてもよさそうな変更でしたが、この機種からドコモがいよいよ参戦してきました。
私としては待ちに待っていたことです。
それまでドコモは強気で、iPhoneがなくてもドコモは影響ないというスタンスでした。
auが参戦したとき、ドコモにも来てほしかったのですが、かたくなにiPhoneを取り入れませんでした。
あきらめていたのに、急に参戦表明です。
このころはソフトバンクも、エリアとして不満なところはあまりありませんでした。
最初のころこそ確かに、家の中でもときどきつながらない場所があったり、いろいろと不安定なこともあったのですが、整備された今は特に不満はありません。
それでも、田舎のほうではやはり若干の差があるようでした。
この機種でドコモに乗り換えました。
ドコモもこの時は力が入っていました。
乗り換え組には、違約金分の負担減のため、その場で現金還元のキャンペーンをしていました。
1機種1-2万円だったように記憶しています。
家族全員分だったので、機種変更した帰りに、4-5万現金をもらったのを覚えています。いい時代だったような・・・。
各キャリアの情報はそれぞれが把握していたのでしょう。
MNPするためソフトバンクへ電話したときの出来事です。
この電話で、乗り換えを考えなおしたら、ドコモの還元額と同じくらいのポイントをあげますと提案されます。
つまり、乗り換えや機種変更しなくて、いってみれば思いとどまれば、ただでそのポイントをくれると言われたのです。
今思えば、すごい話です。実際 条件としては、無条件にお得です。
悪くないなあとは思ったのですが、決めていたのでごめんなさいしました。
長年お世話になったソフトバンクにも悪いなあと思いながら。
この機種は1億1700万台売れています。
iPhone5cも同じころに出ました。こちらは廉価版で、3200万台販売されました。
(続きます)
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